南知多ゲストハウス『ほどほど』の程々な日々: 5月 2012

2012/05/31

作業ログ 5月31日(木)

6:50~7:30  じゃがいもの芽掻き
9:00~9:30  非電化除湿機ろ紙乾燥
9:30~12:30 Shop棟、Cafe棟に補強材打ち込み
13:30~16:00 Sohp棟、Cafe棟にブルーシート張り
16:00~18:30 フレーム7組み立て作業

今日は一日晴天。非電化カフェ現場で作業を行った。Shop棟は補強材が寸法どおり入ったものの、Cafe棟は隙間が空いてしまった。結局19mmの破材をかませることで対応した。補強剤が入ることで横方向の力に強くなり、フレーム同士のバランスもよくなった。
午後はブルーシートをかけた。本来、ツーバイフォー工法ではフレーム(壁)と屋根は一度に現場で組み立てるのだが、非電化カフェにはまだ屋根がない。2×4材は雨にとても弱く、濡れるとすぐに曲がってしまうためブルーシートで雨を防ぐ必要がある。棟の中心には2×4材で柱を立て、そこからフレームの外に雨が流れるように外約8箇所ずつ紐で固定した。
夕方はアトリエに帰って玄関部分なるフレーム7の組立作業。組みあがると2590mm×2892mmという非電化カフェ最大のフレームとなる。組み上げ途中、屋根の角度を出す部分のベニヤ板に設計ミス?が生じて今日の作業はここまでとなった。



2012/05/30

作業ログ 5月30日(木)

今日は2×4材と2×2材の買出しを行った。2×4は2インチ×4インチの略で、2×2材は縦19mm×横19mm、2×4材は縦19mm×横38mmの材料となる。詳しくは以下参照。
http://www.h4.dion.ne.jp/~kousaku/zairyo/2x4.htm

今回は2×4材(長さ12フィート=3650mm)を20本、2×2材(長さ12フィート)を8本購入した。どちらもツーバイフォー工法の標準的な部材である。大型のホームセンターではたいがい販売されている。非電化工房ご用達はビバホーム那須塩原店。大型店の割には親切。

木材の買出しで重要なのが目立て。お店に出ている時点で反っていたり、ねじているものがる。SPF材は軽くて適度に柔らかいののがメリットなのだが、反り易いのが欠点。2人で1本1本に反りがないかチェックしながら買うようにする。「まとめ買いはNG。良い物を少しずつ買うのがよい」と藤村先生。また、雨に弱いのも欠点。買出しは晴れの日に行く。

最後に、軽トラックに2×4材、2×2材を建てかけて運ぶ。その際に必要な技術は南京結び。
http://www.youtube.com/watch?v=xTKz9a8gIJ8
マスターすると木材をしっかり縛れて外れなくできる。安全運転で帰ることができる。



















朝の先生のレクチャー
高度経済成長時代の居酒屋さんは一般にストレス発散の場だった。お客さんもストレスを抱えて仕事をしていたものの、居酒屋さんに行ける経済力はあった。高度経済型の居酒屋さんは繁華街にお店を構えるので①家賃が高く、そのため回転率を上げるために②スタッフを雇い、そのお金のため休み無く働くことになり、他の競合店との③価格競争にもさらされることになる。
経済収縮時代の居酒屋さんは田舎のお店を作って①家賃はタダ同然、②本人または夫婦のみが働き、③休みを増やしてお客を営業日に集中させることが出来る。
タミゼ黒磯やSHOZO CAFEを参考に新しい居酒屋(CAFE)のカテゴライズをするのもよい。


2012/05/29

作業ログ 5月29日(火)

今日は非電化カフェのCafe棟の組み立てを行った。Shop棟のフレームの幅が1495mmに対してCafe棟のフレームの幅は1879mm、面積では1.25×1.25=約1.5倍面積が大きい。組み立ててみると確かに大きい。
まず軽トラに8枚のフレームを乗せて運ぶ。現場では4人がかりでフレームを1枚ずつ運び、コースレッドで打ちつける。床面は5本、フレーム同士は4本。フレームとベースボードの大きさが若干違ってしまったのか、フレーム2枚目、3枚目と打ち付ける度にベースボードのつなぎ目から数mmずつずれていく。全体的に少しフレームをベースボードの前に出すことでフレーム同士はきれいに合わせた。
また、入り口フレームが他のフレームと上手く合わず、一部のこぎりで接合部分を削ることで現合で合わせた。が、一部隙間が出来た。

ともあれCafe棟のフレーム組み立ても完成。Shop棟、Cafe棟の2つの棟が姿を現し、非電化カフェの全容が見えてきた。

11時ごろから雷とともに急激に雨となり、現場での作業は終了。フレームにビニールシートをかけたり、玄関フレームのベニヤの切り出し作業を午後から行い1日が終わった。





2012/05/26

非電化工房見学会 5月26日(土)

今日は非電化工房の見学会。22名の参加者+フジテレビの取材班が来られていた。

●「感情は人を動かす」
良い感情→そのままでOK
悪い感情(自分にとって)不都合な感情→オプションメソッド
オプションメソッドの方法は、①今の感情を具体的に記述する。②なぜ自分はそういう感情になるのか?belief(自分特有の思い込み)を見つける。③次の手(オプション)を3つ並べる。④その中の1つを自分の意思で選び、実行する。

●非電化カフェ
喫茶店→飲食と癒しを提供する場
カフェ→文化の発信とコミュニティ形成の場
     カフェ×ショップ×イベントの3点セット
     ex) がらすびんライトをお店で灯す→ショップで販売→ワークショップで作る
        お金を出して買う→一緒に作る、という変化を促すことが「文化の発信」の一例

●弟子
これからの日本は経済が適切に収縮していく。
こういう時代には分業化→複業化していく。
弟子には①自給力(支出を減らす)、②自活力(必要な現金収入を創る)、③仲間力(仲間は共生社会の命綱)を付けさせている。



2012/05/25

作業ログ 5月25日(金)

6:30-8:00   草刈り
9:00-9:30   ろ紙乾燥
10:00-12:30 フレーム4・組み立て
Shop棟補強材切り出し(友寄)
13:30-18:30 フレーム5・組み立て
Cafe棟補強材切り出し(友寄)
フレーム2-10・再切り出し(友寄)
18:30-19:30 アトリエ掃除・整理

今日は10時から雨のためカフェ現場での作業は中止l。Cafe棟の壁(フレーム4、5)の組み立てを行った。フレームは『直角が出てるかどうか』が命綱と藤村先生。2×4材の組み立てが出来た時点で対角線の長さを測ってゆがみを補正すること必須。今のところ誤差1mm以内で収まっている。
フレーム4、5は横幅1879→910×2枚のベニヤに設計変更されたため真柱とベニヤの重なる部分が13mm(実際は10mm程度)と狭い。コースレッドを打つとき注意が必要。宇内さんが斜めに打つことで面積を稼いでいたので参考になる。
ベニアは飾りではなく強度の一部を担うため、1枚に付き横4本、縦3本のコースレッドを打った。(Shop棟は1枚板で横5本、縦3本)








藤村先生より鉋(カンナ)の使い方を教わる。刃は1mm程度出るように調整。刃の後ろを金槌で叩くと刃が出て、本体の後ろを叩くと刃が引っ込む。水平に密着しているのを身体で感じることが必要。右手で鉋を押さえ、左手で引く。少し斜めに引くと引っかかりにくい。




2012/05/24

作業ログ 5月24日(木)

 8:30- 9:30 非電化除湿機のろ紙乾燥
10:00-12:30 カフェの基礎モルタル止め
アトリエの溝モルタル止め
13:30-18:30 フレーム4組み立て
(ろ紙回収)
18:30-19:30 お風呂焚き

今日は地創塾5期の宇内さんがお手伝い来ての共同作業。
モルタルは1ヶ月ぶりの作業。セメント1:砂3:水適量の割合で配合する。重いので複数での作業が必要。溝の修繕では当て木をしてからモルタルを入れるのがおすすめ。モルタルは接着剤の役割のなので砂利を混ぜて固めるのも良し。その場合はセメント1:砂3:砂利6でコンクリートとなる。

昨日、Shop棟のフレーム組み立てが完了。若干基礎が安定せず、揺らすと土台が束柱から浮いたため補強工事が必要。①モルタルで束石の横方向を固定。②ステンレスの針金で布基礎と土台を固定。③屋根のべベルカット材の位置に斜め材を渡す。
①は完成。②、③は明日作業の予定。

フレーム4は1、2と違い1495mmの一枚板→910mm二枚板を2×4材に打ち付ける必要がある。縦の2×4材とベニヤが重なる部分が10mm程度なのでコースレッドを打ち込む時に細心の注意が必要。宇内さんは斜めに打ち付けて安全幅をキープしていた。





入籍しました。




5月21日、金環日食の日。
那須町役場に婚姻届を提出しました。
愛方の菜々さんとは幸い、結婚を前提としたお付き合いを始めて約1年の期間を経てのことですので、ほっとしたというか、自然なところに落ち着いたような安心感があります。

先生が祝辞に
「30年以上別々に暮らしてきた人同士が一緒になるんだから、 ああして欲しい、こうして欲しい、と基準軸を上げるとがっかりするよね。 生きているだけで幸せ、という基準軸でいいんじゃないかなあというようなことを言って下さいました」。

また、文化が同じパートナーを得られることは有難いことだ、と。

相手に期待するのでなく、自分には何が出来るのかを考えて生きたいと思っています。

そして来年4月から、自分たちの非電化カフェ建設というスタートのイメージを膨らませて、日々の業務に励んでいきたいと思います。

ときどき休みながら、 ほどほどに。(^-^)

今後とも、小杉昌幸&菜々をよろしくお願いします。








2012/05/17

もうすぐ入籍!

弟子入りして1ヶ月半が過ぎました。お陰さまで充実した(忙しい)日々を送っています。



ここで格言を聞きました。

「スローライフは忙しい」

スローライフの「スロー」はご飯作りとか、風呂焚きとか、1つ1つの作業にかかる時間がスローなのであって、朝から晩まで多くの「スローな仕事」をこなす本人はいつも忙しいものだ、と。
ストレスはないですが、朝7時から夜9時まで常に身体を動かしていると夜はバタンキュー。更新が遅れていることお許しくださいませませ。

さて、

来週の月曜日に僕たちは入籍します。
なぜ、この日なのかといいますと、5月21日は金環日食の日。ドリカムの「時間旅行」という曲を愛するNanaさんの希望でこの日となりました。「太陽のリング」をプレゼントできる特典付き。
しかし今は弟子入りの身。ということでそんなことしてる場合か、とも思いましたが、けじめと一生の想いで造りに勢いで!という訳で2人とも本籍は石川県金沢市なのに那須町役場に婚姻届を出しに行きます。

ここ那須はリゾートの町。シルバーアクセサリーのお店なども山道の途中にあるので先日、「指輪でも買いに行こうか」とNanaさんに聞いたところ、

「いんや、作ろう。」

という一言で指輪を作ることに。そんなこと出来るん?と思っていたら「銀粘土」なるものがあるとのと。考えるより行動が先!というNana先生の行動力でその週の休みには材料がそろい、早速作成となりました。

非電化工房の弟子たち熱烈愛用。「ホームセンターてんこ」ちゃん。



DIY志向の人は必読の漫画。
とても分かりやすく、絵で見て作り方が分かる良書です。2巻に銀粘土の作り方が載っていますので、読んでみてください~。


で、さっそくアトリエで作成開始!

ちなみに銀粘土は高価なもの。
2人分で9gしかない・・・Nanaさんは何度もこねている間に粘土が手についてどんどん無くなり、リングになるだけの粘土が足りない・・・。
恐るべし、銀粘土。僕は何とかリングになりました。



そしてガスコンロで5分焼く。


危険なのでフェイスガードを付けます。



途中、粘土がなくなったり、ガスコンロの火でリングの真ん中部分が解け落ちたりしながらも、なんとか1つ完成!

ほんとに99.99%銀なんです。すごいでしょ?



ともあれ、やっぱりリベンジしたい!ということで来週再チャレンジします。

もう入籍日に間に合わない!?

いいんです。

入籍してから指輪作ります。スローな2人なのでした。


感謝!こっすー

2012/05/04

元気にやってます!

アースディ那須もひと段落して、
非電化工房もいろいろと動き出しました。

農業プロジェクト、
放射線測定プロジェクト、
そして、非電化カフェの建設、などなど。

そして、那須の花々は今が見ごろ。
普段はドロだらけ?になって日が暮れるまで作業している僕たちですが、
苦しい修行を積みに来たわけではなく、

「人生を愉しむ勉強に来ている」

んですから、休日は愉しまなきゃね!
という訳で、リフレッシュも愉しんでいます。



















とある休日のブランチのひととき。
なんだかリッチな感じでしょ?


















今日のブランチは産みたてタマゴのサンドイッチと、
那須牛の牛乳と栃木名物のいちご・とちおとめ。

那須は北海道に次ぐ、
日本で2番目に大きな酪農地域。
放射性物質の風評被害で大きなダメージを受けたとはいえ、
広大な牧草地が僕たちを癒してくれます。


こちらの桜は本州の平地から2週間~1ヶ月遅れ。
4月末に開花してすぐ、葉桜になってしまいました。
この日は今年最後の花見日和。
ご近所さんのソメイヨシノはとっても立派です。




















非電化工房から車で20分。
さらに山奥に入っていくと見つけました!

「ササダイラの水」

もののけ姫に出てきそうな森の中にぽつんと。
お水はとってもまろやかな軟水。
今週末のビール造りワークショップに使います。
いいところ見つけた♪


綺麗な水のあるところにしか住めない

たぶん、「ニホンアカガエル」か「ヤマアカガエル」

絶滅危惧種ではないけどめずらしい子。
カエル好きなので、出逢えて嬉しい。

そんなこんなで、休日もエンジョイしています!

感謝!こっすー