南知多ゲストハウス『ほどほど』の程々な日々: 松本・安曇野訪問記(その3)

2013/03/11

松本・安曇野訪問記(その3)


しばらくお休みしていました松本・安曇野訪問記、完結です。
2月9日、松本の赤羽さん宅を後にすること車で30分。安曇野にある「地球宿」さんという宿に向いました。出会いと体験の旅宿がコンセプトの地球宿さんは東京の町田から安曇野に移住したオーナーの望さんファミリーが古民家を改装してオープンした宿です。決してアクセスがいいわけでもなく、観光地が近いわけではないにもかかわらず、望さんファミリーに会いたい、地球宿に集う友達に会いたいと、全国からゲストさんが絶えない人気宿になっています。
今回は「ドリカム新年会」という年に一度、ゲストさんたちが今年の夢を語る場に参加させていただきました。ちょうど僕がお悩みMAXのときに、この企画に奈良や倉敷のゲストハウスオーナーさんが参加することをブログで知り、いろいろ相談できたらというのがきかっかけでした。


ずっーと考えつづけている。

自分って何?
自分が本当にやりたいことって何?
一度しかない人生、自分はどんなふうに生きていきたいの?

どうやったら、大切な家族や仲間たちと楽しく暮らしていけるか。
どうやったら、これから出会う世界中の仲間たちと幸せに暮らしていけるか。

ずっーと考えつづけている。
自分の描く夢を安曇野を舞台にやってみたいと思う。
(地球宿HPより抜粋)

仲間と改装した地球宿の玄関

到着してすぐ、オーナーの望むさんが「地球宿にようこそ!」と笑顔と力強い握手で僕たちを迎えてくれました。宿はすでに地元長野や全国から集まった老若男女が談笑をしていて、地球宿の求心力に圧倒されました。もちろん、今回お世話になった赤羽奥さんと生坂村の村長&シャーマンいずみさんも一緒です。

全国から集まった素敵人間のみなさま

13:30、さっそくドリカム新年会が始まりました。一人の持ち時間は7分。それでも参加者が44人もいますので、全てが終わるのは24時を超えそうとのこと・・・すごい。大きな夢を持つ方、小さな夢をこつこつ叶える方、ここに来たこと自体すでに夢は叶ったという方、様々な夢のカタチに刺激を受けます。

地元の若手農家さん

とても印象深かったのは、地元の若手農家さんの発表でした。この方は、安曇野の地で1つずつ着実に夢をか叶えていて、今回も画用紙に今年の夢を書いて発表されていました。今年の夢は、去年よりも少し耕作地を増やすこと、去年より少し農産加工品を増やして収入を上げること、家族バンドを結成することなどなど・・・。ああ、この家族ならちゃんと夢を叶えていくだろうな、と思わせる内容でした。

僕は、去年の9月にゲストハウスをやりたいと思い立ち、小樽と阿蘇のゲストハウスさんで短期のヘルパー研修を受けた所が素敵なところで、心のどこかで「天職を見つけたら全てが好転する」と思い込んでいました。場所探しの際にゲストハウスのオーナーさんに言われた「まずその土地が好きで、そこに住みたいと思えないと、いいゲストハウスは出来ないよ」という言葉も、頭では分かったつもりでいましたが、これまでしてきた場所探しは「観光客の流れがあるか?収入は見込めるか?自分達に有益な環境か?」という条件付の探し方。
本来、まず自分たちの住みたい土地をじっくり探して、まずそこに住んでみて、自分たちの生活や畑などを積み重ねながら友達を作り、そこからゲストハウスを始めるのが自然の流れだったのかなあ。急に自分の在り方を恥ずかしいと感じました。


地球宿の望むさんご夫婦とパチリ

「大丈夫!こっすーたちなら素敵な宿を作るよ」

と帰り際に望むさんは言ってくれました。ちょうど今から1ヶ月前の出来事です。あのときは本当に悩みましたが、今はこう思います。
僕たちがやりたかったことは「地域のいいとこ探し、出会う人のいいとこ探し」。僕たちは南知多は素人だけど、移住して3年経つ菜々のご両親が南知多の魅力を良く知っています。なので、南知多の魅力をご両親から学びながら、それを僕たちのやり方で発信していこう。そして、ほどほどに集う人たちのいいところを探していこう。ゲストハウスをやりながら、1つずつ自分たちの生活を積み重ねていこう。

素敵な宿のカタチを見せてくれた、望さんファミリーとここで出会った全ての方に心から感謝します。

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感謝!コスギマサユキ

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